昨年の秋に誕生した秘密基地「Nベース」で何人かと話をしていると、御年70近い1人がだいぶ昔に知り合いが「バイクのナンバーの仮名がかわって1番が来るので、取りに行こうと思っていたら、すでに◯◯にあるバイク屋が1番からダーッと連続で取っていったというのを聞いてガックリした」という話をしたので、思いっきり吹いてしまった。
実は自分がそれを発案した張本人だったため、まさか23年の時を経てこんな話をここで聞くとは思ってもみなかった。
まさに当時、仮名がかわって1番が来そうだったので、行きつけだったバイク屋の常連みんなで番号変更して、1番から取らないかという話をすると、その話に乗ってきた16台分のナンバーをバイク屋の若い衆に預け番号変更してもらった。
ところが、陸運支局で何日も1番を待っている人がいたようで、バイク屋の若い衆はバイク屋の看板背負っている建前、無理やり取るわけにもいかず、1番を遠慮することにしたら、その待っていた人が2番も持っていってしまったようで、当初計画の1番から連チャンというわけにはいかず、3番からの連チャンとなってしまった。
バイク屋の大将からは誰に何番がいくかはお任せやぞ、と言われていたが、ちゃっかりバイク屋の大将の兄貴が3番、大将が4番になっていた。
これはその時乗っていた750Fで、ボルト取り付け部分に亀裂が入っているが、この数日後、県外の某高原でパラグライダーをやった帰りに高速を走っていると、後ろから来たバイクが横に並んで来て、減速しながら話を聞くと「ナンバーがブラブラして落ちかけている」と。
路側へ停車し見てみると片側が完全に切れてしまって、片方のボルトでとまってはいるが、亀裂も入ってすぐにでも取れそうなのでいっその事引きちぎり、腹の中に入れてすっ飛ばして帰ってきたのを思い出す。
あれから23年、結局その仮名の1番は未だ見たことがない。その次の仮名の1番も見たことがないが、その次の直近の仮名の1番は知人のグループの若い衆が取得していた。
次の1番もバイク乗りの攻防が人知れず行われることだろう。
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